はじめに

昨今の社会構造の変化は「平成維新」とも言える歴史的な改革の真っただ中にあります。明治維新に匹敵する変化の時期が訪れるだろうことは十数年前から少なからず予想していましたが、これほどまでに急テンポであり、その怒涛のような勢いは収まるどころかますます加速している現実に大きな驚きを禁じえません。しかし、同時に私達にとっては新たな展開へと道を切り開く「当事者力」を試されるチャンスであるとも捉えています。

平成に入り、時流は「地域社会」・「地域主権」にシフトしていきましたが、はたして手話コミュニケーションの世界は「地域社会」という一言の枠組みに収まるものでしょうか。いいえ、この「地域社会」の実態は、むしろ、阻害要因という聴覚障害者にとっての社会参加を阻む深刻な課題となって浮かび上がってきたのです。

地域ごとの制度上の「差異」は、手話コミュニケーション社会において、地域バリアを生み出しました。では、手話コミュニケーションの世界における地域バリアにはどういうものがあるのだろうか。そんなところから出発して、想定される課題等を調べ、要点の洗い出しをいそぎました

新たな制度到来の今、時流を先取りした対応が焦眉の急となっており、当事者のニーズが確実に反映された制度設計に塗り替えていく必要がありましょう。

障害者総合支援法3年後の見直しを視野に入れて、本書が対応策をともに研究し議論する一助となれば幸いです。

体裁/5判 本文2色刷り107ページ

発刊/20136

発行/千葉県聴覚障害者センター

価格/1,000円
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